コリンソン プライオリティ・パスの最新調査、アジアで頻繁に飛行機を利用する人の77%が今後12か月の旅行に期待

Marketing Team
マーケティング・チーム
01 Jan 0001

——移動制限とワクチン低接種率が依然として深刻な障害
  • アジアの旅行者の77%が今後12か月で旅行する見込み
  • アジア太平洋地域の回答者の41%が、新型コロナウイルスのワクチン接種が、旅行再開を検討する一番の動機と回答
  • アジア太平洋地域の旅行者の82%が、ワクチンパスポートを使って入国することに満足

コリンソンのプライオリティ・パスが発表した最新調査によると、パンデミック以前から頻繁に飛行機を利用していた旅行者の77%が、今後(2021年3月から)12か月に以前よりも旅行することを期待しており、これは一刻も早く旅行したいという強い願望の裏付けになっています。しかし、旅行者が空の旅を切望しているにもかかわらず、入国が許可されるのは居住者のみといった入国制限は、アジア太平洋地域の多くの国で実施されています。そのほとんどで入国時に数週間の検疫措置(自己隔離)が必要になります。

今回のグローバル調査で、コリンソンのPRIORITY PASSTM空港ラウンジ&エクスペリエンスプログラムの会員46,000人以上の意見を分析した結果、来年の旅行の半分以上(55%)がレジャー目的であることが明らかになりました。ビジネス旅行はゆっくり回復していくことが予想されますが、ビジネス旅行が来年の世界のフライトの45%を占めると予想されているので、頻繁に利用するビジネス旅行者の利用再開が見込めます。

確信と期待、世界で旅行を再開する準備ができている

新型コロナウィルスが旅行業界に打撃を与えてから1年以上が経過しましたが、ワクチン接種の進展により、かすかな希望が見えてきました。旅行再開を最も動機付けるものとして、回答者の41%がワクチン接種を挙げ、33%が国際旅行禁止の解除と回答しました。

今後12か月間に飛行機で旅行する可能性への質問では、世界の会員の78%が大いに期待し、61%が確信していると答えました。これは旅行業界を安心させる調査結果です。

海外旅行が前年同期比で増加する可能性が世界的に高くなっています。しかし、今後12か月は海外旅行よりも国内旅行で回復が大きいと予測しており、2019年と比べて国内で64%、海外が59%と予想しています。

 

近い将来の旅行体験への期待が劇的に変化

世界中で健康上のリスクを最小限に抑えたいという願望があり、これが空港で外部接触を最小限化にしながら旅行を体験する方法に大きな変化をもたらしています。パンデミックが始まって以来、

  • 24%がバイオメトリック・パスポート・キオスクのような無人施設を利用する可能性があります
  • 48%がパンデミック発生前よりも空港のラウンジアクセスを利用する可能性があります
  • 20%が出発前に食べ物や飲み物を予約し受け取る可能性があります
  • 49%が空港利用時に社会的距離の確保と非接触対応が比較的重要であるとしました

ワクチン接種によって希望の環境が作られつつある

EUや米国と比較してアジアではワクチン接種率が低いとは言え、ワクチン接種を受ける人が多くなるにつれて、飛行機旅行の安全性に対する信頼が高まると、旅行者の79%が述べています。

ワクチンは世界的にはまだ完全に展開されていませんが、デジタル健康証明書に関する議論と同様に、ワクチンの可能性が希望を生み出しています。アジア太平洋地域の回答者の82%が喜んで接種すると答えており、これは世界平均の74%よりも高くなっています。

世界的には、会員の76%がワクチン接種が義務化されれば、海外旅行への確信がもてるとしています。このことは、旅行者の64%が新型コロナウイルス検査やデジタル健康証明書の利用が海外旅行を促進することに同意している点でも明らかです。

隔離措置は効果がなく、不必要であり、回復への障害になっている

調査結果によると、世界各地で検疫規制が実施される中、アジア太平洋地域の旅行者の60%が検疫は本質的な安全対策ではないと考え、さらに69%が海外旅行の大きな妨げになっていると考えています。このような検疫への否定的な感情の背景を詳しく調査すると、83%が関連する追加コストを不満とし、69%が検疫規則の性質上、その変更を予測できないとし、62%が長期間屋内で過ごすことを嫌がっています。これらは、旅行中の精神的な健康状態の重要性が増していることを示す調査結果です。

「アジア太平洋地域では、適切な手続きが実施されれば旅行者がいつでも旅行を再開できることは明らかです。そのため、旅行者の確信と期待の兆しを理解したうえで、シームレスで安全かつ楽しい空港滞在を提供する必要があります」と、コリンソンのトッド・ハンコック アジア太平洋部門プレジデントは述べています。「特定の障壁の影響を軽減するには協力が不可欠であることが示されるでしょう。世界的に整合性の取れた認められた旅行医療ソリューションを確実に実施するために、旅行エコシステムのすべての関係者、政府、その他の関連機関の間のコミュニケーションと協力も同様です」

旅行への欲求がはっきりしているので、業界は準備をする必要があります。

コリンソンでトラベル・エクスペリエンス・ディレクターを務めるアンディ・ベサントは次のように述べています。「パンデミック以前に頻繁に飛行機を利用していた旅行者は、社会的距離や非接触対応など適切な手段が整っていれば、いつでも飛行機に乗る準備ができていることは明らかです。しかし、昨年の大混乱とのバランスから、自動化されたシステムとラウンジなどの社会的距離の確保された場所への旅行者の需要が高まっているので、旅行体験は変化するでしょう」


Our research shows the confidence that frequent travellers have in the coming year which is hugely encouraging; however, that alone won’t get the world travelling safely again. It’s now up to governments around the world to agree and align on an effective programme to restart frequent international travel, using digital health certificates, alongside pre-departure and on-arrival testing to diminish or remove quarantine time, while keeping travellers safe.

With appetites for travel evident, and government alignment hopeful, industry needs to be ready. 

Andy Besant, Managing Director of Travel Experiences at Collinson, said: “It’s clear those travellers who were frequent flyers before COVID-19 are ready and waiting to get on a plane as long as the right measures, such as social distancing and contactless transactions, are in place. But the travel experience will change, with traveller demand for greater automation and socially-distanced spaces such as lounges, in order to balance the upheaval of the past year. As such, all the players in the travel ecosystem need to be fully prepared to manage the surge, which is likely to occur, with the goal of delivering a return journey that is as seamless and as enjoyable as possible. Communication and collaboration between all players in the travel industry, and in turn with travellers, will be essential.”

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